脳波ポリリズム
鳥居みゆき、お笑い、音楽、文学、社会など、興味と欲望のおもむくままに森羅万象あらゆるものを取り上げ、ディープに迫るブログです。
Paul Potts
1ce3739a.jpg 前回のエントリーで取り上げたPaul PottsのYouTubeの映像ですが、いま見たらなんと1,100万ビューを突破していました。
 この映像は最初の地方予選(6月)のときのものだということですが、その後彼は圧倒的な支持を受けて勝ち上がり、とうとう優勝して賞金10万ポンドと、女王の前でパフォームする権利を獲得してしまったのだそうです。彼の快進撃はさらに続き、優勝後ただちにレコーディングがおこなわれて彼の初めてのCD『One Chance』が7月に発売されたのですが(早!)それがUKのポップス・チャートで3週連続トップになったというのだからえらいことです。
 Paulはどうやら本当に子供の頃はいじめられっ子だったようで、いじめられたときは歌を歌って自分を慰めていたのだそうです。もちろん正式な音楽教育は受けていなかったので自己流です。もともとオペラ好きではあったようですが。その意味では「歌わずにはいられない」人だったのですね。
 その後、28歳のときにカラオケ大会(!)ではじめて人前でオペラを歌い、それから正式に音楽の勉強を始めたというから相当に遅いスタートです。お金を工面してイタリアまでマスタークラスを受けに行き、成績優秀者としてLuciano Pavarottiの前で歌う栄誉に浴したといいますから、やはりもともと天賦のものはあったのでしょう。
 帰国後、地元のセミプロのオペラ劇団に入って活動し、頭角をあらわしはじめてきたところで大病による2度の手術と事故による大怪我に相次いで見舞われ、そのせいで活動を断念したのだそうです。
 しかしプロのオペラ歌手への夢は絶ちがたく、最後のチャンスとして『Britain's Got Talent』に応募し、それが彼の人生を劇的に変えることになったのでした。
 いやあ、ほんと、彼には幸せになってほしいなあ。

 ちなみに彼、インタビューで賞金の使い道を聞かれて「歯の治療に使う」と答えたそうです。うーん、でもあれ、もはや彼のトレードマークだし、あんまり治してほしくないような気も(笑)。ま、あくまで部外者の無責任な意見ですが。

 Joe Zawinulについてはまた明日にでも…。

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Nessun Dorma
 前回Luciano Pavarottiについて書いた関係であちこち調べていたら、YouTubeでこんなものを偶然に見つけました。
 この映像、イギリスITVで放映されている「Britain's Got Talent」という番組らしいです。要するにオーディション番組ですね。審査員席を見ると、この手の番組としてアメリカで大人気の「American Idol」で超毒舌審査員として鳴らしているSimon Cowellの姿も見えます。つまりは下手な出場者は情け容赦なくばっさり斬り捨てられてしまうということです。
 さて、ここに映っているのはPaul Pottsというサウス・ウェールズから来た携帯電話のセールスマン。以前からずっとプロの歌手になりたいと思っていたと言っています。ごらんになればわかるように、正直、外見はまったく冴えないです。子供の頃はいじめられっ子だったんじゃないかなあ、というような風貌です。ところが…。
 あとは映像をごらんください。


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Luciano Pavarotti
26a51e82.jpg Luciano Pavarottiが亡くなりました。71歳。
 まあ若死にというほどではないし、そもそもすでに現役引退を宣言していたわけですが、昨年のトリノ冬季オリンピック開会式での「誰も寝てはならぬ」(荒川静香が最後のフリー演技で使ったあの曲です)の熱唱を思い出すと、もう少し生きて歌って欲しかったなあ、という感を強くします。
 問答無用で聴き手を引っ張り込むパワー、最高音域でこれでもかとばかりに鳴り響く圧倒的な声量。でも決して暑苦しくなったり重くなったりせず、軽やかに飛翔するあの艶やかな声は彼にしか出せないものでした。声だけでひとの心を幸せにすることのできる稀有の歌手だったと思います。

 Requiescat in Pace.

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