老害大国・日本
前回の続き。
URLをさかのぼっていろいろ見ていたら、さらに香ばしいものを発見した。
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/1report.html
以下の文言を見てひっくり返った。
私たち人間はすべて生かされて生きている。
誰があなた達に、炊き立てのご飯を食べられるようにしてくれたか。誰があなた達に冷えたビールを飲める体制を作ってくれたか。そして何よりも、誰が安らかな眠りや、週末の旅行を可能なものにしてくれたか。私たちは誰もが、そのことに感謝を忘れないことだ。
いちばん最初の一文はまあ、いい。間違ってはいない。問題はその後である。
要するにこれって、今の社会を作ったのはすべて年長者、いやもっとはっきり言おう、団塊の世代以上のおれたちなのだ、おれたちは偉いんだから無条件で敬え、若い世代は何もしてないんだから文句を垂れず言うことを聞け、ということじゃないのか?
誰がバブルを誘発し、その崩壊後のえんえん続く不景気を作り出したのか。そのあおりをまともに食らったのは若い世代である。業種や企業にもよるが、若い人は正社員になかなかなれず、なれても給料は上がらずサービス残業の嵐、しかも退職金はどんどん削られていく。数字のまやかしで景気は上向いているというが、圧倒的多数の国民が生活が苦しい、将来に不安があると考える社会を作り出したのはいったい誰なのか。
年寄り連中ががっぽり退職金をもらって退職する一方でまだ若い働き盛りの親がリストラされ、お金がなくて進学を諦めざるを得ない子供が大量生産されている社会にしたのはいったい誰なのか。
社会の富をさんざん吸い尽くしておいて、そのツケを全部若い世代に丸投げして自分たちは安穏とした生活を続けようとしているのはいったい誰なのか。
なるほど、そういう意味ではまさに今の社会を作ったのは彼ら年寄り連中ではある。
いま、若い世代の少なからぬ人たちは、炊きたてのご飯なんか食べられないし、冷えたビールも飲めないし(飲めてもせいぜい発泡酒)、安らかな眠りも取れていないし(睡眠障害含む)、週末の旅行なんかとんでもない、という状況に置かれているのだ。年を取って働けなくなった後の保証も何もない。下手すれば野垂れ死にである。これでいったい何に感謝しろというのか。出生率が下がっていると嘆く前に、こういう根本的な部分を改善しなければ安心して子供も作れないのだという至極簡単なことがどうしてわからないのだろう。
なるほど、たとえばアメリカなどは確かに実力主義であり、格差社会である。しかしそれをカバーし、ケアするための社会の仕組みや精神というものもちゃんとあるのだ。しかし日本にはそれがない。
だいたい、日本のいまの年長の世代には人間的に見ても魅力を感じる者が、皆無とは言わないがきわめて少ない。自分が年をとったときにこんな風にはなりたくないなあ、としか思えない連中が多すぎる。それを強制的に敬えと言われても無理である。だいたい、敬いの心なんてのは自然発生的であるべきで、強制されるべきものではない。
いまの日本の年寄り政治家や有識者のバカさ加減にはほとほと呆れ果てる。こいつらがさっさと消えて世代交代しないと日本という国は本気で腐り果てて滅びるのではないだろうか。
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URLをさかのぼっていろいろ見ていたら、さらに香ばしいものを発見した。
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/1report.html
以下の文言を見てひっくり返った。
私たち人間はすべて生かされて生きている。
誰があなた達に、炊き立てのご飯を食べられるようにしてくれたか。誰があなた達に冷えたビールを飲める体制を作ってくれたか。そして何よりも、誰が安らかな眠りや、週末の旅行を可能なものにしてくれたか。私たちは誰もが、そのことに感謝を忘れないことだ。
いちばん最初の一文はまあ、いい。間違ってはいない。問題はその後である。
要するにこれって、今の社会を作ったのはすべて年長者、いやもっとはっきり言おう、団塊の世代以上のおれたちなのだ、おれたちは偉いんだから無条件で敬え、若い世代は何もしてないんだから文句を垂れず言うことを聞け、ということじゃないのか?
誰がバブルを誘発し、その崩壊後のえんえん続く不景気を作り出したのか。そのあおりをまともに食らったのは若い世代である。業種や企業にもよるが、若い人は正社員になかなかなれず、なれても給料は上がらずサービス残業の嵐、しかも退職金はどんどん削られていく。数字のまやかしで景気は上向いているというが、圧倒的多数の国民が生活が苦しい、将来に不安があると考える社会を作り出したのはいったい誰なのか。
年寄り連中ががっぽり退職金をもらって退職する一方でまだ若い働き盛りの親がリストラされ、お金がなくて進学を諦めざるを得ない子供が大量生産されている社会にしたのはいったい誰なのか。
社会の富をさんざん吸い尽くしておいて、そのツケを全部若い世代に丸投げして自分たちは安穏とした生活を続けようとしているのはいったい誰なのか。
なるほど、そういう意味ではまさに今の社会を作ったのは彼ら年寄り連中ではある。
いま、若い世代の少なからぬ人たちは、炊きたてのご飯なんか食べられないし、冷えたビールも飲めないし(飲めてもせいぜい発泡酒)、安らかな眠りも取れていないし(睡眠障害含む)、週末の旅行なんかとんでもない、という状況に置かれているのだ。年を取って働けなくなった後の保証も何もない。下手すれば野垂れ死にである。これでいったい何に感謝しろというのか。出生率が下がっていると嘆く前に、こういう根本的な部分を改善しなければ安心して子供も作れないのだという至極簡単なことがどうしてわからないのだろう。
なるほど、たとえばアメリカなどは確かに実力主義であり、格差社会である。しかしそれをカバーし、ケアするための社会の仕組みや精神というものもちゃんとあるのだ。しかし日本にはそれがない。
だいたい、日本のいまの年長の世代には人間的に見ても魅力を感じる者が、皆無とは言わないがきわめて少ない。自分が年をとったときにこんな風にはなりたくないなあ、としか思えない連中が多すぎる。それを強制的に敬えと言われても無理である。だいたい、敬いの心なんてのは自然発生的であるべきで、強制されるべきものではない。
いまの日本の年寄り政治家や有識者のバカさ加減にはほとほと呆れ果てる。こいつらがさっさと消えて世代交代しないと日本という国は本気で腐り果てて滅びるのではないだろうか。
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