脳波ポリリズム
鳥居みゆき、お笑い、音楽、文学、社会など、興味と欲望のおもむくままに森羅万象あらゆるものを取り上げ、ディープに迫るブログです。
ヤバいwwwwwwwwwww
d52998ae.jpg この間、久しぶりにバンドで演奏しました。マイミクの遠藤さんのバンドです。といっても人前ではなくリハのトラですが。
 思い返してみると、この前に演奏したのはこれまたマイミクの村井康司さんが率いるSwinging Coconut Jazz Orchestraのやはりトラで叩いて以来だから、スティックを持ったのはちょうど1年ぶりということになります。
 まあそんなわけで久々にドラムセットの前に座り、Miles Davis森山威男がやっていた曲をやったわけですが、演奏が始まって愕然としました。頭の中で鳴っている音のとおりに体が動かないとか、スティックのリバウンドがうまくコントロールできないなんてのは純粋に練習不足なのでまだ納得できるとしても、今回は意識スピードそのものが演奏について行けず、音が頭の中でまともに鳴らなかったのです。これはさすがにショックでした。最近ジャズあんまり聴いてないからかなあ…(苦笑)。
 でも、やっぱり演奏は楽しいですね。アメリカみたいに家でドラム叩ければいいのですが、東京じゃとても無理。またヤマハかどっかのスタジオに入って練習しようかな。

 以下の映像は、1967年にスウェーデンのストックホルムで撮影されたMiles Davisのバンドのライヴです。ドラムを叩いているのは僕にとってのヒーローであるTony Williams。ちなみにこの撮影当時、彼はまだ21歳でした。こういう人を天才と言うのでしょうね。51歳という若さで亡くなってしまったのが今も惜しまれてなりません。

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いやはや
d5a3a9c5.jpg 前回のエントリーを書いた直後に風邪で熱出してぶっ倒れ、2週間ほど声がMiles Davis状態となり、しかも仕事が忙しかったせいもあってなかなか治らず、結局1ヶ月近くも引きずってしまいました。おかげで約3週間にわたって1滴もお酒が飲めず、図らずもお酒を飲むようになって以来最長の休肝日となりました。
 そんなこんなでご無沙汰していた間に、マイミクでもある生方則孝さんの新作CD『Pictures』を買って聴いたり(浮遊感溢れた、しかも脳みそが痒くなってくるような、実にけったいな音です←褒め言葉)、会社帰りにこれまたマイミクのちひろさんがヴォーカルをつとめる5050のライヴ@大手町を見に行ったり(きっちりと観客を盛り上げる実にプロフェッショナルなステージでした)してました。
 で、その5050のライヴで考えさせられたのは、彼らは自分たちの音楽について「ジャジー」とか「ジャズ」と言っているわけです。しかし、それは勿論いわゆる4ビートではないし、フュージョンですらない。そのへんは彼らもちゃんとわかっていて、メイン・ヴォーカルのテキーラ☆まさはるはステージ上ではっきりと「もちろんこれはジャンルとしてのジャズじゃありませんから!」と断言していました。
 つまり、「ジャズ」はすでに確固としたジャンルとしては機能しなくなっており、もっと曖昧なフィーリング、あるいは皮膚感覚として機能するようになったということなのでしょう。こういう状況は日本ではEGO-WRAPPIN'が登場したあたりから始まったんじゃないかという気がします。アメリカではもっと早い時期にヒップホップの世界ですでにそういう動きがあったように思いますが。旧来のジャズ・ファンやジャズ評論家の感覚と、それ以外の一般リスナーとの感覚が、ここで決定的に分かれてしまったのかも知れません。
 僕自身も、今になって振り返れば、ちょうどそういう動きが出てきた頃にポップスを離れてジャズ(ジャンルとしての)の方に来てしまい、しばらくはリアルタイムの音楽をほとんど聴いていなかったので、感覚としては古い方に属しているような気がしますが…。皮膚感覚は頭でわかるものではないので、リアルタイムで経験していないとつらいものがあります。
 まあ、演奏する方はジャンルなんていちいち考えてないかも知れないし、実際、今や「ジャンルにこだわるのは評論家や売る側だけだ」「型にはまらず自分がやりたい音楽をやれ」というのがミュージシャン間の合言葉みたいになっているし(これはもう世界的にそうなってます)こんな面倒くさいことなど気にせず楽しめりゃいいじゃん、とも思うのですが、一応はジャズ評論の原稿を書く仕事もしている身としてはまったく無視することもできず、いやはや、なんとも因果な商売ですね。

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