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鳥居みゆき単独ライブ・狂宴封鎖的世界「再生」を振り返る

鳥居みゆき単独ライブ・狂宴封鎖的世界「再生」ですが、結局2日間3回公演すべてを見に行きました。いやもう圧倒されました。それもジャブからワンツーといったようなものではなく全部渾身の右ストレートで、しかも最初から最後まで凄まじい手数で連打され続けたような感覚がありました。
ケバヤシさんのつぶやきによるとどうやらDVD化はすることになりそうなので、あまり細かくネタバレを書くことは避けたいと思いますが、まず何よりも強く感じられたのは、今回のステージが実に演劇的だったことです。前回の単独も「死」というテーマが存在していたわけですが、まだ「いくつかの異なるコントのネタを繋ぎ合わせた」という感じが残っていたと思います。別にそれが悪いというわけではなく、お笑いの単独ライブは通常そのような形を取っていますし、そしてその時のステージもとんでもなく高いレベルだったのは間違いのないところですが、今回はもはやネタを繋ぎ合わせたという感じではなく、全体でひとつの大きな戯曲、というような状態に進化していたように感じられました。「結婚式」というメインストーリーが柱として存在しつつも、いくつものサブストーリーが重層的に絡み合い、それによってものすごいグルーヴが生み出されていたと思います。加えて、ステージ全体がさまざまな映画や文学や音楽や自身が出演したテレビ番組などへのオマージュやパロディや言及に満ち溢れ、もちろん言葉遊びやタイムリーな時事ネタもこれでもかと言うくらい詰まっており、しかもそれらすべてを彼女独自の社会や人間に対する洞察、生や死に関する思想ががっちりと支えているわけです。その強靭なビートに乗った情報量と密度とスピード、プラス、大がかりなセットや劇団の人間も含めステージ上をフルに使った動きが生み出す巨大なダイナミズムはもはや「お笑い」の域をはるかに超えていたと思います。
僕の意見としては、鳥居みゆきの志向するものが「お笑い」というよりは「お笑いの要素のある演劇」の方に向かっているような気がします。つまり、かつて夢の遊眠社第三舞台などの小劇場の劇団が「演劇」の中に現代的な「笑い」を注入して新しい流れを作ろうとしたように、鳥居みゆきは逆に芸人の側から「演劇」の方に接近することによって何か新しいものを作ろうとしているんじゃないかという気がします。しかも、グループではなくピン芸人でこんなことをやろうとしているのは、おそらく彼女の他には誰もいないのではないかと思います。これは、かつて劇団に所属していたことがあるという彼女の過去にも関係があるかも知れません。そしておそらく、さらにその先には「映画」も視野に入っているでしょう。
前回の単独が成功し、かつ大きな注目を集めたことで、今回はハードルが非常に高くなっていたと思いますが、その高いハードルを彼女は軽々と超えたと僕は感じています。しかもまだまだ先に行けるのではないかという感触が僕にはあります。正直、末恐ろしいです。

さて、細かいネタバレはしないと書きましたが、何も触れないのもアレかと思いますので、いちばんデカい奴をひとつだけ挙げておきます。生で見られなかった方は、DVD化されたときに注意して見てみましょう。たぶんすぐわかります。

鉄男」塚本晋也

しかしこのライブ、DVD化するとしたら、どこまで入れられるのかなあ。あきらかにヤバそうなところがちょくちょくあるんですが(笑)。

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tag : 鳥居みゆき お笑い 芸人 狂宴封鎖的世界「再生」

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TM試論 13

先週末に、鳥居みゆきの単独ライブ、『狂宴封鎖的世界 再生』を見てきました。 前回の公演、『故 鳥居みゆき告別式 -狂宴封鎖的世界-』は、TVでブレイクする以前の演劇系コントの集大成であり、次々と演じられる独り芝居の完成度の高さによって、それま...

comment

Secret

No title

これまでに存在しないものを作り出す人のことを、天才と呼びます。
鳥居さんは、2010年の7月に、これまで存在しなかった新しい芸術のジャンルを作りました。
これを何と呼ぶべきか。当然、命名権は鳥居さんにあります。新しい名前を鳥居さんが自分の芸術のジャンルに与えるのを待っています。

鳥居さんは、真の意味で天才だと私は思います。
私は、天才の創造に立ち会えたことに、高い喜びを感じています。

ただし演技者としては、私は彼女はまだ若いので、さらに経験をつんでもいいと思います。出来れば、日本を代表する人物に演技を指導してもらうのもいいと思っています。宮本亜門氏とか・・・。

ぶるさん
一度、お酒を一緒に出来ればと願っています。

No title

今回の単独ライブについては、前回の単独ライブを越えることが可能なのだろうかと心配していました。なぜなら前回の単独ライブのDVDを観て圧倒されていましたから。あれ以上のものをTV出演や営業の仕事の合間に作るのは不可能ではないかと危惧していました。ぶるさんやその他の熱烈なファンの言葉を読むと、「鳥居みゆき」というジャンルが確立しかかっているのではないかとさえ思えます。まるでマイケル・ジャクソンやガンダムと同じように。予測不能というのは、世間一般のあまりお笑いに関心がない人々が、彼女の繰り出すボケに対して使われる形容詞です。しかし熱烈なファンにとっても、今回の単独ライブ、および今後の彼女のアーチストとしての展開は、予測不能なものになっているようです。彼女のファンになって、わずか2年ですが、どんどんハマっていく自分に日々気付かされます。

お疲れ様でした!!

確かにDVDに
できないところ
ありましたね(笑)

でもできるだけ
ライブでした内容
を残してほしいです

DVD発売が
待ち遠しいです(´ω`)

いろいろありがとう
ございましたo(^-^)o

鳥居さんの単独ライブ

ゴンザレス改めエドガー・カッシングです。作家エドガー・アラン・ポーと名優ピーター・カッシングの名前を合わせました。ぶるさんお疲れ様でした。鳥居さんの単独ライブを楽しめて良かったですね。私も観に行きたかったのですが、仕事の関係で行けませんでした。前回の単独ライブ「故・鳥居みゆき告別式~狂宴封鎖的世界」を借りて観て思った事は、お笑いのライブというより、お芝居(サロメ等)に近いものを感じました。

No title

『ハッピーマンデー』の「鳥居みゆきに100の質問」で、「日本の政治に期待することは」という質問に、「劇団員をもっと入れろ」と答えていることからも、彼女の表現だけでなく、お笑い芸人全体の表現に一定の演技力が不可欠だと考えていることが読み取れますね。

ぶるさんの洞察に感動です。
笑いと演劇の中間にいる鳥居みゆき。
ハードルを想像以上に越えていく。
もっともっと一緒にいたい。
ぶるさんすきすき

No title

初めてコメントします!!
ライブ、正直ついていけてませんでした。。
DVDが待ち遠しいですね。

新郎が暴走しているシーンは絶対
DVDにはなれないと思いますが笑


No title

どうも、初めてコメさせて頂きます。

というのも、ボクも単独を観覧した者でして 貴殿の文章に少なからずとも共感しているからです。

ちなみに ここのブログですが、鳥居氏の事を書き始めた辺りから読んでます。

ジャズ関係の記事も好きで読んでます。

もしオフ会などで機会があれば、お話してみたいものです。

駄文 失礼しました。

久しぶりのコメントです!今回の再生のクオリティーの高さが記事からつたわってきますo(^-^)o
私もかなり行きたかったです(涙)
このごろは地下に潜ってますが鳥居ファンであることに変わりはないので、またライブなどでお会いできる機会があればうれしいです(^O^)/

No title

ぶるさん、朝までオフ会お疲れさまでした(^ω^)

単独ライブすごかったですね!
正直、あれほどのことを用意してくれてるとは思いませんでした。
鳥居さんの飽くなき向上心にはただただ頭が下がります。
そのうち女版・北野武になっちゃうんじゃないかな?(笑)

DVD化されればイベントもあるでしょうから、また飲みましょう♪
その前に鳥居ようちえんのイベントが先かな?(笑)

No title

村上春樹「1Q84 BOOK3」を読んでいたら、こんな台詞がありました。

「私は一度死んだから」と彼女は言った。「死ぬのは苦しい。天吾くんが予想しているよりもずっと苦しいんだよ。そしてどこまでも孤独なんだ。こんなに人は孤独になれるのかと感心してしまうくらいに孤独なんだ。それは覚えておいた方がいい。でもね天吾くん、結局のところ、いったん死なないことには再生もない」(P.185)

なんか、鳥居さんの「告別式」と「再生」を思い起こさせるような内容でした。
プロフィール

ぶる

Author:ぶる
大学時代にアメリカのど田舎に留学し、ジャズを中心にあらゆる音楽を聴き、酒と煙草と本と香水とNYと南フロリダとブルックス・ブラザーズと前のめりなお笑いを愛し(ただし最近ちょっと酒のほうは弱くなってきたかも)ある時は会社員、ある時はドラマー、ある時は音楽評論家、ある時は翻訳家といろいろな顔を持つ♂です。

太古の昔、パソコン通信の時代から「ぶる」というHNで活動しています。

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