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謹賀新年

4ccc51bc.jpg あけましておめでとうございます。
 今日(あ、もう昨日か)は午前10時半ごろに起き、昼間はCD聴きながら片付けなどの雑用をし、夜は煮しめ、数の子、松前漬けなどをつまみつつ赤ワイン(スペインのSOLIS Reserva 2000)など飲んでのんびりしています。あ、年賀状をようやく書きました。ここ数年どんどんずぼらになってしまい、年が明けてから年賀状を書くことが多くなっています。
 ともあれ皆様、今年もよろしくお願いします。

 去年は、前半は本業のほうでひどい目に遭い、精神的にはもう最低の状態でした。幸いその後地獄を脱出することができましたが、まだ完全に体勢を立て直すところまでには至りませんでした。今年は本格的な復活の年としたいと思っています。

 さて、昨年の暮れに四ツ谷のジャズ喫茶『いーぐる』での年末特集で2006年の個人的ベストを紹介したのですが、その後大晦日までの間にさらにいくつか注目すべきCDやDVDがリリースされたため、それらも含めて昨年の注目盤を挙げてみることにします。


SEVEN STEPS NY SESSIONS 1963』 Miles Davis

 公式盤ではあいかわらずろくなものが出なかったMiles Davis関連ですが、ブートレグでは引き続きリスナーのニーズを的確に捉えたCDがリリースされ続けました。その最たるものがこのCDでしょう。これは『SEVEN STEPS TO HEAVEN』のニューヨークでのレコーディングの様子をおさめたセッション・テープを音源としたものです。Herbie HancockRon CarterTony Williamsという「黄金のクインテット」のリズムセクションが初めて顔を揃えたセッションであり、熱心なファンならぜひとも聴きたくなるに違いない超貴重な音源です。ところが、ソニーから出たボックス・セットには(コンプリートと謳っていたにもかかわらず)この音源は収録されていません。なぜそんなことをするのかさっぱりわかりません。ボックス・セットなんてよほど熱心なファンか評論家ぐらいしか買わないということがわかっていないのでしょうか。
 George ColemanやRon Carterがなかなかうまく合わなくて四苦八苦していたり、タイトル曲のTony Williamsのソロはボツ・テイクのほうが実はよかったんじゃないかとか、聴いていてかなり面白かったです。


EUROPEAN TOUR 1967』 Miles Davis Quintet

 これは『いーぐる』年末特集が終わったあとで出たDVD。HMVなど一般のCDショップで売られていますが、限りなくブートレグに近いと思います。
 このDVDはタイトルのとおり、1967年のMiles Davis Quintetのヨーロッパ・ツアーから、ストックホルムとカールスルーエでのステージの映像をおさめたものです。ただし、カバー写真はあきらかに1967年のものではありません。おそらく1969年のロスト・クインテットによるヨーロッパ・ツアーの時のものではないかと。
 映像そのものは現地のテレビ局が放送用に収録したもので、昔からトレーディングやブートレグのネタとして有名なものですが、今回のDVDでは画質・音質はわずかながらも向上しています。とは言えこれも完全なマスター・クオリティではなく(正真正銘公式リリースであるビデオ『MILES AHEAD: MUSIC OF MILES DAVIS』や『LEGENDS OF JAZZ DRUMMING』に含まれている、同じステージの鮮明な映像と見比べてほしい)カールスルーエの映像のほうには途中でソース・テープ起因の画像の乱れやノイズが入っています。あきらかに、局にある「本当の」マスターテープからDVDにしたものではありません。
 しかし、それでもこのバンドはジャズ史上もっとも重要なバンドのひとつであるにもかかわらず、そもそも残っている映像がほとんどないため、ふつうのCDショップで買える形でリリースされたというのは(権利とか本当に大丈夫なのだろうか?)喜ばしいことだと思います。あとは「本当のマスター」を使用したDVDがいつかリリースされることを祈るばかりです。


MOSAIC SELECT 24: TONY WILLIAMS』 Tony Williams

 これもTony Williams関係ですが、彼が80年代以降にブルーノートに残した録音が久々にボックス・セットの形で入手可能となりました。再発専門のレーベルであるMosaic Recordsがリリースしたものです。彼の死後、未亡人がなぜか既発盤の再プレスや未発表音源のリリースを頑強に拒んだために、80年代にブルーノートに戻って以降の彼のアルバムはすべて廃盤状態となっていました。ここ2,3年は、ものによってはeBayで70ドルぐらいまで上がることも珍しくなかったほどなのですが、ようやく普通に入手できるようになって慶賀の至りです。ただし、5000セット限定リリースなので、欲しい人は急いでMosaic Recordsのサイトに行くことをお勧めします。
 願わくば、さらにソニーに残っている『YOUNG AT HEART』のアウトテイクとか(実はTonyの死後まもない頃にリリースの計画があった)、再発も含めた映像作品のリリースも実現すると嬉しいのですが。


木曽』 宮沢昭

 今年は1950年代~70年代にかけての日本ジャズのアルバムが大量に再発されました。初CD化となったレア盤も少なくありません。この『木曽』もそのひとつです。
 これは「森山威男研究会」会員たる僕としてはまさに狂喜乱舞のリリースでした。今までCD化されていなかったのはもちろん、LPの時代にも一度も再発されたことがなく、中古市場にもまったく出てこない超レア盤だったのです。
 メンバーは、基本的には当時の宮沢昭カルテットですが、ドラマーが富樫雅彦から森山威男に代わっています。おそらく富樫雅彦が怪我をしたためでしょう。それによって、富樫雅彦と森山威男の違いがはっきりとわかるようになっています。まるでTony WilliamsとElvin Jonesのようです。
 今後も日本ジャズの再発がたくさん予定されているようなので、大いに期待したいと思います。


THE EARLY YEARS RECORDINGS』 Jaco Pastorius

 最後の最後になって大物が出ました。数年前に出た『PORTRAIT OF JACO』に不完全な形で収められていた音源を曲の最後まで完全収録し、さらにその後新発見された未発表音源も加えてまとめられたもので、Jaco Pastoriusの若き日の足跡がコンパクトに詰まった貴重な記録です。かなり前から出る出ると言われてはいましたが、『PORTRAIT OF JACO』の時と同様なかなか出ず、実のところ僕も年末に渋谷のCDショップで見るまですっかり忘れていたぐらいです。
 ジャズ・ファンだけでなく、仮にもエレクトリック・ベースに興味を持つ人ならぜひ聴くべきCDだと思います。


SAUDADES』 Trio Beyond

 ここまで挙げてきたものは、いずれも旧作の再発か昔の未発表音源ばかりです。これがまさに現在のジャズ・シーンを象徴しているような気もしますが、さすがにこれではナニなので新録もひとつ挙げておこうと思います。
 Trio Beyondは、Jack DeJohnetteLarry GoldingsJohn Scofieldの3人で構成されたバンドです。この楽器構成と演奏曲から一目瞭然ですが、これはTony Williams、特にThe Tony Williams Lifetimeへのトリビュート・アルバムとなっています。数年前に確かサンフランシスコで、このメンバーによるコンサートがおこなわれたという話は聞いていて、その時から「CDにならないかなあ」と思っていたのですが、今年になってめでたくロンドンでのライヴ音源がリリースされたのでした。
 DeJohnetteはTonyから多大な影響を受けており、そのせいでTonyのほうでは晩年になるまで「あいつはおれのスタイルを真似した」と言って彼を許していなかったのですが(亡くなる数年前になってようやく和解したという)、DeJohnetteのほうではこれ、やっぱりやりたかったんだろうなあと思います。実際、ミュージシャンの間でTonyが好きだというと、Lifetime時代、特にJohn McLaughlinが在籍していた初期の頃の音楽が好きだという人が多いのです。Wallace RoneyJohn Blackwellなども、自分でLifetimeのようなオルガン・トリオをやりたい、と言っていましたから。まあ、実際にはかなり難しいでしょうけど。やっぱりオリジナルと比べられますし、そうなるとDeJohnetteレベルの人じゃないと聴き手もミュージシャン仲間も許さないのではないかと思います。


 以上、ジャズの分野での2006年ベストを挙げてみました。

 でも、実を言うと、昨年は再発盤やブートレグを含めてもCDやDVDをそんなに買っていないのです。なぜかというと、bittorrentによるファイル交換を始めたからなのです。以前ならCD-RやDVD-R、もっと前にはMD、さらに太古の昔にはカセットテープでおこなわれていたトレーディングが、P2Pやネットワーク技術の発達とPCの性能アップのおかげで、直接ファイルの形でできるようになったのです。そこでは、まだブートレグにもなっていないようなレア音源やレア映像が、しかも高音質・高画質のものが普通に飛び交っており、一度それを知ってしまうと、高い金を出してブートレグを買う気がしなくなってしまうのです(業務連絡:中山さん、例のマイルスのブツ、遅くなってすみません、正月休み中にCD-Rに焼いてお送りします)。…あ、念のために言っておくと、僕が使っているトラッカー・サイトでは、オフィシャルにリリースされたCDやDVDのデータの交換は禁止されています。

 さて、今年はいったいどんな音、どんな映像に出会えるのか。もちろんライヴも。楽しみです。
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プロフィール

ぶる

Author:ぶる
大学時代にアメリカのど田舎に留学し、ジャズを中心にあらゆる音楽を聴き、酒と煙草と本と香水とNYと南フロリダとブルックス・ブラザーズと前のめりなお笑いを愛し(ただし最近ちょっと酒のほうは弱くなってきたかも)ある時は会社員、ある時はドラマー、ある時は音楽評論家、ある時は翻訳家といろいろな顔を持つ♂です。

太古の昔、パソコン通信の時代から「ぶる」というHNで活動しています。

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